消費者問題の論文は、最近の消費者問題など大きなテーマで出題されることが多く、また、企業の消費者対応に関する問題など企業の視点から見る出題も多いようです。
基本的なこととして、企業の消費者対応、高齢者の消費者問題、消費者の安全安心、消費者教育など。
国民生活センター発表による、消費者問題に関する2010年の10大項目は、
・投資に関するトラブル急増、未公開株・社債さらに外国通貨取引も
・ネット取引の中で、クレジットカードの決済代行がかかわるトラブルが深刻化
・改正貸金業法完全施行、一方でクレジットカード現金化等の問題も
・アフィリエイト・ドロップシッピングなど、ネットを利用した手軽な副業トラブル増加
・住まいに関する悪質勧誘が増加、マンション販売・住宅リフォームなど
・フロアマットの事故等を受け、自動車の安全性への関心高まる
・ライター規制など、子どもの事故の予防に向けた取組み進む
・全国共通の消費生活相談の電話番号「消費者ホットライン」(0570-064-370)始動
・新たな「消費者基本計画」が策定される
・こんにゃく入りゼリーの窒息事故に関し様々な検討進む、地裁判決も
2011年5月の消費者月間テーマは、「地域で広げよう 消費者の安全・安心」です。
【参考資料】
■ハンドブック消費者(消費者庁企画課)
■暮らしの豆知識
(国民生活センター)
■月刊 国民生活
(国民生活センター)
【参考HP】
■消費者の窓 消費者庁
■国民生活センター
第22回 (2001年) | 容器・包装を3Rする社会を形成推進する場合の消費者、事業者、行政の役割について述べなさい。 |
第23回 (2002年) | 近年における企業倫理欠如の事例を指摘し、「消費者問題と企業倫理」についてあなたの考えを論じなさい。 |
第24回 (2003年) | 公益通報保護制度が消費者問題解決および消費者運動の展開に与える影響について述べなさい。 |
第25回 (2004年) | 企業不祥事が相次いでいる。消費者に信頼される開かれた企業をめざすために、消費者対応部門の果たすべき役割と機能について述べなさい。 |
第26回 (2005年) | 消費者基本法に明記された「消費者の権利」を指摘し、「消費者の権利」実現のための消費者教育のあり方についてあなたの考えを述べなさい。 |
第27回 (2006年) | 消費者団体訴訟制度について説明し、この制度が消費者にどの様な利益(メリット)を与えるのかを指摘しなさい。 |
第28回 (2007年) | 企業不祥事が相次ぐ中で、CSR(企業の社会的責任)がクローズアップされている。CSRとは何か、その期待される方向性について述べなさい。 |
第29回 (2008年) | 2008(平成20)年の消費者月間テーマは「活かそう消費者・生活者の視点」であった。この月間テーマの視点に立つ「企業のあるべき消費者相談の姿について」現状を踏まえ述べなさい。 |
第30回 (2009年) | 消費者は、経済社会を積極的に変革する存在として、その「消費者力の形成」が課題とされている。①消費者力とは何か ②なぜ消費者力の形成が問題とされるのかを中心に、消費者市民社会のあるべき方向について論じなさい。 |
第31回 (2010年) | 2010(平成22)年5月の消費者月間テーマは、「守ろうよ、みんなを!~なくそう!高齢者の消費者被害~」であった。高齢者の消費者被害を指摘し、その対策について論じなさい。 |
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